群馬旅2日目
この日もお天気よし
「じゃあ<奥四万湖(おくしまこ)> 行ってみちゃいますか」
<奥四万湖>へは<積善館>からノロノロ歩きで小一時間ほど
"四万ブルー"と呼ばれるほど 湖水が青いことで有名
軽い登山になるけれど 帰りのバスまで時間は充分
宿を出て川沿いに山を登っていく
道中に現れる<ゆずりは飲泉所>や<小泉の滝>など 箇所箇所で少し足を止めつつノロノロ歩く
山陰に入ると 残雪どころか全力の雪景色で さっきまで歩いた日向の道とのえらい違いに驚く
山陰にある<大泉の滝>は そこに至る階段がツルツル危険でスルー
<四万川ダム>の麓の<日向見公園>まで来れば あともうひと踏ん張り
ダムみたいな大きい建造物って 見入ってしまうなぁ
放水がないダムは静かだなぁ
横目に見える川の水は透き通ってきれいだけど 青くない
この先の湖が青いなんて本当なんだろうか
条件が揃った時にだけ見える とかいうやつかな
そういうの私 だいたい見られない
思ったほど高低差もなく終始ゆったりした上り道だったけど 運動不足のせいでゼーハー言いながらタラタラ歩くこと 約45分
ようやく<四万川ダム>上部に到着
ダムの手すりに近づいて 下にある湖を覗き込んでハッとした
………ほんっとに 青い!!(写真より実物の方がブルー)
「いや これはすごいわ」と思わず声に出る
この辺りに来た人は 絶対見に来た方がいい
<積善館>とはまた違う意味の別世界
雪化粧もしているので どこか北欧の湖のような
近くに"展望台"とされる小高いスポットがあったので上がってみる
景色はそこまで変わらないものの 鳴らすと願いが叶うという鐘があったので有難く鳴らした
2度鳴らすと希望が去るらしいので 変に持ち手など当てないよう慎重に1回だけ
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下りは上りよりも楽ちん
時間に少し余裕があるので 真っすぐは戻らずに少し寄り道することに
寄り道先は 共同浴場<御夢想の湯>
この辺りをMapで表示すると"共同浴場"というものがいくつかあったので 出発前に「何ぞや」と調べた
地元の人が普段使いしている無料浴場で
定められた時間内なら 観光客ももらい湯可能とのこと
なんでも 周りにこういう施設が充実しているということで この辺りには自宅に浴室がないこともそこまで珍しくないそう
なんと豊かな文化
前日ブラついた温泉街にあった<河原の湯>という共同浴場は 利用可能時間内でもなぜか鍵が閉まっていて入れなかった
ので もし<御夢想の湯>で先客がいらっしゃらなかったら 少し中を見たいなと
辿り着くと 運よく先客おらず
造りとしては<積善館>の<元禄の湯>と同じく 浴室と脱衣スペースが同じ空間
シャワーはなく みなさん風呂桶を駆使していると思われます
とてもきれいに管理されていて 風も抜けて気持ちがいい
共同浴場初心者のデビュー戦によさそう
(見学させていただいたお礼に ささやかな心付けを残して退室
おじゃましました)
(2024.2)